aboutsummaryrefslogtreecommitdiffstats
path: root/doc-jp/README.img
diff options
context:
space:
mode:
authorTatsuya Kinoshita <tats@vega.ocn.ne.jp>2011-05-04 07:05:14 +0000
committerTatsuya Kinoshita <tats@vega.ocn.ne.jp>2011-05-04 07:05:14 +0000
commit72f72d64a422d6628c4796f5c0bf2e508f134214 (patch)
tree0c9ea90cc53310832c977265521fb44db24a515e /doc-jp/README.img
parentAdding upstream version 0.3 (diff)
downloadw3m-upstream/0.5.1.tar.gz
w3m-upstream/0.5.1.zip
Adding upstream version 0.5.1upstream/0.5.1
Diffstat (limited to '')
-rw-r--r--doc-jp/README.img277
1 files changed, 277 insertions, 0 deletions
diff --git a/doc-jp/README.img b/doc-jp/README.img
new file mode 100644
index 0000000..7ccd40b
--- /dev/null
+++ b/doc-jp/README.img
@@ -0,0 +1,277 @@
+w3m でインライン画像を表示
+
+ (2002/02/04) 坂本浩則
+ hsaka@mth.biglobe.ne.jp
+ (2002/10/16) 伊東宏之
+ ZXB01226@nifty.com
+
+はじめに
+
+ w3m でインライン画像を表示する拡張です。
+
+機能
+
+ ・X11 上の端末(xterm,kterm,rxvt,...)または Linux の framebuffer 上に
+ 画像(GIF,PNG,JPEG 等)を表示します。
+ ・img タグで指定されたインライン画像を表示できます。
+ width,height 属性に応じて必要な領域を確保してレンダリングします。
+ align 属性に対応しています。
+ ・Content-type: image/* な画像ファイルを直接表示できます。
+ ・map タグに対応しています。
+ area タグの shape, coords 属性を認識し、メニュー表示から選択できます。
+ ・img タグの ismap 属性に対応しています。
+ 座標値を ?<x>,<y> として URL に追加して送ります。
+ ・input タグの type=image 属性で指定されたインライン画像を表示できます。
+ 座標値を <name>.x=<x>&<name>.y=<y> として送ります。
+ ・非同期に画像を読み込みます。
+ ・画像をキャッシュできます。
+ ・GdkPixbuf を利用した場合 GIF animation を表示できます。
+
+キー操作
+
+ DISPLAY_IMAGE
+ 画像の読込/表示を再開します。
+ STOP_IMAGE
+ そのバッファの画像の読込/表示を停止します。
+ SET_OPTION display_image=toggle
+ 画像の読込/表示を切替えます。
+
+ デフォルトのキーマップはありませんので、~/.w3m/keymap に
+ keymap X DISPLAY_IMAGE
+ keymap C-c STOP_IMAGE
+ keymap t SET_OPTION display_image=toggle
+ の様に記述して使用してください。
+
+コマンドラインオプション
+
+ -ppc <pixel>
+ 一文字あたりの幅(pixel 値)を指定します。デフォルトは自動設定。
+ 正しく設定されない場合は端末の font の大きさに必ず合わせてください。
+ -ppl <pixel>
+ 一行あたりの幅(pixel 値)を指定します。デフォルトは自動設定。
+ 正しく設定されない場合は端末の font の大きさに必ず合わせてください。
+
+オプションパネル
+
+ pixel_per_char
+ 一文字あたりの幅(pixel 値)を指定します。デフォルトは自動設定。
+ 正しく設定されない場合は端末の font の大きさに必ず合わせてください。
+ pixel_per_line
+ 一行あたりの幅(pixel 値)を指定します。デフォルトは自動設定。
+ 正しく設定されない場合は端末の font の大きさに必ず合わせてください。
+ display_image
+ インライン画像を表示します。デフォルトは ON。
+ auto_image
+ インライン画像を自動で読み込みます。デフォルトは ON。
+ OFF の場合は、コマンド DISPLAY_IMAGE で読み込みを開始します。
+ max_load_image
+ 画像を読み込む時の最大プロセス数。デフォルトは 4。1〜8 まで設定可能。
+ ext_image_viewer
+ コマンド VIEW_IMAGE('I')の場合や Content-type: image/* である
+ 画像ファイルを外部ビューワで表示します。デフォルトは ON。
+ OFF の場合は、インライン画像として直接表示します。
+ image_scale
+ 画像のスケールを指定します。デフォルトは 100(%)。
+ 小さい font と共に使う場合には値を小さくすると有用。
+ imgdisplay
+ インライン画像を表示するためのコマンド。デフォルトは w3mimgdisplay。
+ 下記の "w3mimgdisplay の設定" を参考にしてオプション設定してください。
+
+必要なもの
+
+ ・X11 使用時
+ * GdkPixbuf (0.16 以上推奨)
+
+ または
+
+ * Imlib-1.9.8以上 (1.9.10 以上推奨)
+ ftp://ftp.gnome.org/pub/GNOME/sources/imlib/1.9/
+ * libungif-4.1.0b1 以上
+ ftp://prtr-13.ucsc.edu/pub/libungif/
+ http://prtr-13.ucsc.edu/~badger/software/libungif/
+
+ 以下は Imlib のインストールに必要
+ * libjpeg
+ ftp://ftp.uu.net/graphics/jpeg/
+ * libpng
+ http://www.libpng.org/pub/png/libpng.html
+ http://libpng.sourceforge.net/
+ * libtiff
+ http://www.libtiff.org/
+ * zlib-1.1.4
+ http://www.gzip.org/zlib/
+ * netpbm
+ http://netpbm.sourceforge.net/
+
+ ・Linux framebuffer 使用時
+ * Linux の 15,16,24,32bpp PACKED-PIXELS TRUE-COLOR/DIRECT-COLOR,
+ 8bpp PACKED-PIXELS PSEUDO-COLOR framebuffer を利用できる環境
+ * GdkPixbuf (0.16 以上推奨) または Imlib2 (1.0.6 以上推奨)
+
+w3mimgdisplay の設定
+
+ w3mimgdisplay は以下のオプションを受け付けますので端末に合わせて
+ オプション設定パネルで(または -o オプションで)設定してください。
+
+ -x <offset_x>
+ 端末上に画像を表示する X 方向の原点。X11 で利用する場合デフォルト
+ は 2 ですが、xterm や kterm ではスクロールバーの幅を計算して加え
+ ようとします。(正しく出来ないかもしれません。)
+ Eterm では 5 にすべきかもしれません。
+ Linux framebuffer で利用する場合デフォルトは 0 です。
+ -y <offset_y>
+ 端末上に画像を表示する Y 方向の原点。デフォルトは、X11 では 2、
+ Linux framebuffer では 0。
+ Eterm では 5 にすべきかもしれません。
+ -bg <background>
+ 端末の背景色。デフォルトは、X11 では自動設定、Linux framebuffer
+ では #000000 (黒)。
+ #RRGGBB で指定する場合は # をエスケープして設定してください。
+
+ 例)
+ w3m -o 'imgdisplay=w3mimgdisplay -x 5 -bg "#cccccc"'
+
+その他
+ ・GIF animation は w3m からの再描画要求に応じてフレームを書き換える
+ だけなので勝手に動いてはくれません。絵を動かすためには 'h', 'l' 等
+ の適当なキーを連打してください。
+ ・framebuffer 描画関係には、下記 URI のコードを利用しました。
+ http://www.sainet.or.jp/~yamasaki/download/fb-sample.tar.gz
+
+
+更新記録
+
+2002/02/04
+ * ドキュメント改訂
+
+2002/02/01 w3m-0.2.5+cvs-1.287
+ * 本家の CVS へマージ。
+
+2002/01/31 w3m-0.2.4-img-2.2
+ * w3m-0.2.4+cvs-1.278 ベース。
+
+2002/01/29 w3m-0.2.4-img-2.1
+ * w3m-0.2.4+cvs-1.268 ベース。
+
+2002/01/28 w3m-0.2.4-img-2.0
+ * w3m-0.2.4+cvs-1.265 ベース。
+ * pixel_per_char, pixel_per_line を自動設定するようにした。
+ * 端末の背景色を自動設定するようにした。
+ * 画像処理関係のソースを image.c に分離。
+
+2002/01/08 w3m-0.2.4-img-1.18
+ * w3m-0.2.4 ベース。
+
+2001/12/29 w3m-0.2.3.2-img-1.17
+ * w3m-0.2.3.2+cvs-1.196 ベース。
+
+2001/12/25 w3m-0.2.3.2-img-1.16.1
+ * [w3m-dev 02698] Thanks > かずひこ@kondara.org さん
+
+2001/12/22 w3m-0.2.3.2-img-1.16
+ * w3m-0.2.3.2 ベース。
+
+2001/12/20 w3m-0.2.3.1-img-1.15
+ * w3m-0.2.3.1 ベース。
+ * Content-Transfer-Encoding で送られて来た画像を表示可能にした。
+
+2001/11/29
+ * ChangLog 1.71 時点の CVS ソースに対してマージ開始
+
+2001/11/17 w3m-0.2.2-img-1.14
+ * w3m-0.2.2 ベース。
+
+2001/11/14 w3m-0.2.1-inu-1.6-img-1.13
+ * w3m-0.2.1-inu-1.6 ベース。
+
+2001/11/05 w3m-0.2.1-inu-1.5-img-1.12
+ * w3m-0.2.1-inu-1.5 ベース。
+ * <area><map> が使えなくなっていたバグの修正。
+ * kterm 上で xwnmo を使った場合に対応。
+
+2001/10/03 w3m-0.2.1-inu-1.4-img-1.11
+ * w3m-0.2.1-inu-1.4 ベース。
+ * 標準入力から読み込む時に落ちるバグの修正。
+ * configure の修正。Thanks > 深川さん。
+
+2001/08/01 w3m-0.2.1-img-1.10
+ * 画像の位置の微調整。
+ * スケールのバグ修正。
+
+2001/07/31 w3m-0.2.1-img-1.9
+ * initImgdisplay() の修正。Thanks > David.
+
+2001/07/29 w3m-0.2.1-img-1.8
+ * configure の修正。Thanks > 坂根さん。
+
+2001/07/28 w3m-0.2.1-img-1.7
+ * configure, XMakefile が patch に入って無かった。
+ * 画像を表示しない場合の処理をオリジナルに近づけた。
+ * [w3m-dev 02121] に対応。
+
+2001/07/27 w3m-0.2.1-img-1.6
+ * README.img を doc-jp へ移動。doc/README.img を作成。
+ * インライン画像対応部分を USE_IMAGE マクロで分離。
+ * configure でインライン画像対応を選択できる様にした。
+ * configure で Imlib をチェックする様にした。
+
+2001/07/26 w3m-0.2.1-img-1.5
+ * w3mimgdisplay は必要になるまで立ち上げない様にした。
+ * w3mimgdisplay が落ちた時に、w3mimgdisplay を再立ち上げできる様にした。
+ * <img align=middle の場合の計算間違いの修正。
+ * [w3m-dev 02118] に対応。
+ * funcname.tab が間違っていたので修正。
+
+2001/07/25 w3m-0.2.1-img-1.4
+ * w3mimgdisplay を環境変数 WINDOWID を見る様に改良。
+ また、text window の推量部分も改良。
+ * image タグを img タグと同じものとして追加。
+ * [w3m-dev 02090], [w3m-dev 02097] に対応。
+
+2001/07/14 w3m-0.2.1-img-1.3
+ * ext_image_viewer が OFF の場合は画像を直接フレーム表示可能にした。
+ * Option Panel が SEGV するバグの修正。
+
+2001/07/13 w3m-0.2.1-img-1.2
+ * 画像のスケールを指定出来る様にした。
+ * SIGUSR1 のブロックに関する修正。
+
+2001/07/12 w3m-0.2.1-img-1.1
+ * キー入力中以外は SIGUSR1, SIGWINCH をブロックする様にした。
+ * バグ修正。
+
+2001/07/11 w3m-0.2.1-img-1.0
+ * MGL 版の画像読み込みを採用。
+
+2001/07/10 w3m-0.2.1-img-0.5
+ * 描画の高速化。w3mimgdisplay で不要な XSync() を止めた。
+ 不要な drawImage() を止めた。
+
+2001/07/08 w3m-0.2.1-img-0.4
+ * w3mimgdisplay での Window の取得や offset_x のデフォルト値の改良。
+ * <img align=middle の場合の計算間違いの修正。
+ * <img align=left|center|right では <div>〜</div> を使う様にしてみた。
+ * w3mimgdisplay では SIGINT を無視する様にした。
+ * w3mimgsize もオプション設定できる様にした。
+
+2001/07/07 w3m-0.2.1-img-0.3
+ * kterm に限らず、X11 上の端末では画像を描画できる様にした。
+
+2001/07/06 w3m-0.2.1-img-0.2
+ * README.img を作成。
+ * kterm-6.2.0-img-0.2.patch を w3m-0.2.1-img-0.2.patch に含める様にした。
+ * コードの整理、安全側への修正
+
+2001/07/04 w3m-0.2.1-img-0.1
+ * バージョン管理開始。
+ * Imlib 対応版。
+
+2001/06/30
+ * XPM 版でほぼ実装完了。
+
+2001/06/19
+ * MGL 版に刺激を受けて img への対応のテストを開始。
+
+-----------------------------------
+坂本 浩則 <hsaka@mth.biglobe.ne.jp>
+ http://www2u.biglobe.ne.jp/~hsaka/