SSL サポートについて (2000/11/07) 岡部克也 okabek@guitar.ocn.ne.jp ・ SSLeay/OpenSSL ライブラリを通じて, SSL をサポートしています. あらかじめインストールしておいてください. ・ configure スクリプト実行時, "5 - Monster model" または "6 - Customize" を選 ぶ事で利用可能になります. もしうまく動かないときは, config.h をチェックしてみてください. SSL を利用す るためには, config.h で, USE_SSL マクロが定義されている必要があります. さらに, SSL 認証サポートを利用する場合は, USE_SSL_VERIFY マクロもチェックし てみてください. コンパイルでエラーが出る場合は, リンカフラグに `-lssl -lcrypto', コンパイラ フラグに '-I(SSLeay/OpenSSL のヘッダがあるディレクトリ)' があるか確認してく ださい. SSL サポートが有効になっているかどうかは, Option Setting Panel で確認できま す. ・ SSL に関して以下の設定が可能になってます: ssl_verify_server ON/OFF SSLのサーバ認証を行う(デフォルトはOFF). ssl_cert_file ファイル名 SSLのクライアント用PEM形式証明書ファイル(デフォルトは). ssl_key_file ファイル名 SSLのクライアント用PEM形式秘密鍵ファイル(デフォルトは). ssl_ca_path ディレクトリ名 SSLの認証局のPEM形式証明書群のあるディレクトリへのパス (デフォルトは). ssl_ca_file ファイル名 SSLの認証局のPEM形式証明書群のファイル(デフォルトは). ただし「SSLEAY_VERSION_NUMBER >= 0x0800」な環境でないと無駄なコードが増 えるだけなので, configure時にdisableしておいたほうがよいでしょう. また実際に認証を行う場合, ssl_ca_pathまたはssl_ca_fileで, サーバの鍵に 署名している認証局の証明書を (ssl_verify_serverのON/OFFに関係無く) 指定 しないと認証が成功しないようです. ・ バージョン 0.9.5 以降の OpenSSL ライブラリは, 乱数を初期化するために幾つか のシードを設定する必要があります. デフォルトでは /dev/urandom があればそれを利用しますが, 無ければ w3m 内部 で生成します. もし, EGD (Entropy Gathering Daemon) が利用できる環境でこれ を使いたい場合は, USE_EGD マクロをチェックしてみてください.