SSL サポートについて (2000/11/07) 岡部克也 okabek@guitar.ocn.ne.jp (2001/12/27) 鵜飼文敏 ukai@debian.or.jp ・ OpenSSL ライブラリを通じて, SSL をサポートしています. あらかじめインストールしておいてください. ・ OpenSSL ライブラリがインストールされていれば configure スクリプト実行時に自 動的に検出されて利用可能となります. もしうまく動かないときは, config.h をチェックしてみてください. SSL を利用す るためには, config.h で, USE_SSL マクロが定義されている必要があります. さらに, SSL 認証サポートを利用する場合は, USE_SSL_VERIFY マクロもチェックし てみてください. コンパイルでエラーが出る場合は, リンカフラグに `-lssl -lcrypto', コンパイラ フラグに '-I(SSLeay/OpenSSL のヘッダがあるディレクトリ)' があるか確認してく ださい. SSL サポートが有効になっているかどうかは, Option Setting Panel に「SSLの設 定」が含まれているかどうかで確認できます. ・ SSL に関して以下の設定が可能になってます: ssl_forbid_method 使わないSSLメソッドのリスト(2: SSLv2, 3: SSLv3, t: TLSv1.0, 5: TLSv1.1, 6: TLSv1.2, 7: TLSv1.3) (デフォルトは2, 3, t, 5). ssl_min_version 最小のSSLバージョン, OpenSSL 1.1以上で有効(all, TLSv1.0, TLSv1.1, TLSv1.2, TLSv1.3のいずれか) (デフォルトは未設定). ssl_cipher TLSv1.2以下用のSSL暗号(例: DEFAULT:@SECLEVEL=2) (デフォルトは OpenSSL 1.1以上なら未設定, それ以外ならDEFAULT:!LOW:!RC4:!EXP). ssl_verify_server ON/OFF SSLのサーバ認証を行う(デフォルトはON). ssl_cert_file ファイル名 SSLのクライアント用PEM形式証明書ファイル(デフォルトは未設定). ssl_key_file ファイル名 SSLのクライアント用PEM形式秘密鍵ファイル(デフォルトは未設定). ssl_ca_path ディレクトリ名 SSLの認証局のPEM形式証明書群のあるディレクトリへのパス (デフォルトは未設定). ssl_ca_file ファイル名 SSLの認証局のPEM形式証明書群のファイル(デフォルトは未設定, configure時に自動検出可). ssl_ca_default ON/OFF SSLの認証局のPEM形式証明書群のために標準の場所を使う(デフォルトはON). ・ EGD (Entropy Gathering Daemon) が利用できる環境でこれを使いたい場合は, USE_EGD マクロをチェックしてみてください.