w3m のメニューについて (1999/11/03) 坂本 浩則 hsaka@mth.biglobe.ne.jp [1] キー操作 ・一般的なもの HELP, INS キー : メニューの立ち上げ HELP, INS キー, C-c, : メニューの消去 RET(C-m, C-j), SPC, →キー : 選択 BS(C-h), DEL(C-?), ←キー : 戻る C-n, j, ↓キー : 下の項目へ C-p, k, ↑キー : 上の項目へ C-a : 先頭の項目へ C-e : 最後の項目へ C-f, C-v : 次ページの項目へ C-b, M-v : 前ページの項目へ C-z : サスペンド # INS は通常 ^[[2~ ですが ^[[L(コンソール), ^[[E(PocketBSD) にも バインドしてあります。 MenuKeymap, MenuEscKeymap, MenuEscBKeymap, MenuEscDKeymap (menu.c) で定義 ・個別のメニュー用 MenuItem 構造体 (menu.h) の char *keys に設定(複数可能) 上記のキー操作に上書きされます。 [2] マウス ボタン3 : メニューの立ち上げ 立ち上げ後 ボタン1/3 (項目) : 選択 ″ (枠,MENU_NOP) : 何もしない ″ (枠外) : 戻る(メニューの消去) ″ ( : ) : 次ページまたは前ページの項目へ (長いメニューの場合) [3] メニューのカスタマイズ ~/.w3m/menu にメニューを定義できます。 メニューは、 menu MENU_ID 項目 : end として設定します。各項目には、 func LABEL FUNCTION KEYS [DATA] コマンド実行 popup LABEL MENU_ID KEYS サブメニュー立ち上げ nop LABEL 何もしない(セパレータやタイトル) を設定可能です。 例は menu.default や menu.submenu を見てください。 設定できるコマンド(FUNCTION)は README.func を見てください。 MENU_ID として "Main" はメインメニューに、"Select" はバッファ選択 メニューに予約されています。 KEYS はバインドするキーで複数指定可能です。 DATA が設定されていればコマンド(FUNCTION)の引数として使われます。 [4] 開発について メニュールーチンの例は mainMenu(), optionMenu() を見れば分かると思います。 このルーチンと以下の MenuItem 構造体を定義すれば、ほとんどのメニューは、 設定できると思います。 MenuItem 構造体 (menu.h) struct { int type; /* タイプ */ char *label; /* ラベル */ int *variable; /* VALUE_MENU の場合に設定する変数 */ int value; /* VALUE_MENU の場合に設定する値 */ void (*func)(); /* 選択された時に実行する関数 */ struct _Menu *popup; /* サブメニュー */ char *keys; /* バインドするキー(複数可能) */ } MenuItem; タイプ type は以下のものが使用できます。 MENU_NOP (1) : なにもしない。選択もできない。 (タイトルやセパレータ用) MENU_FUNC (2) : 関数を実行 MENU_VALUE (4) : 変数(*variable)に値(value)を設定 MENU_POPUP (8) : サブメニューを立ち上げる MENU_FUNC と MENU_VALUE は (MENU_FUNC | MENU_VALUE) と 設定することで両方の動作をします。(変数設定が先です) 設定例は、MainMenuItem (menu.c) や new_option_menu() を見てください。