@include define.wd @include contain.wd OUTLINE - 概要編 -

概要編

トップペイジに戻る

インストールの概要

w3mをインストールするには、次のようにします。なお、ここでは概要を述べるに止めておきます。詳細についてはインストールの詳細を参照してください。

  1. configure を実行する。いくつか質問されるので、それに答えます。
  2. make を実行
  3. make install を実行

以上でインストールは終わりです。

このペイジの先頭に戻る


操作方法の概要

w3m の起動時の指定は次の通りです。

	w3m [options] [file | URL]

引数にローカルファイル名を指定すればそのファイルを表示し、URL を指定すればその URL で示される WWW の内容を表示します。
何も指定しなければ、標準入力の内容を表示します。ただし、標準入力が tty である場合には、usageを出力して終了します。

指定できる引数については、起動オプション を参照してください。


表示内容の説明

HTML文書を表示しているときには、次のような表示になります。

 カラー表示時モノクロ表示時
リンク青色下線
インライン画像緑色反転表示
フォームの入力部分赤色反転表示

カラー表示時の色は、オプション設定パネルで変更する事ができます。


基本的な使い方

w3m を起動した後は、1文字のコマンドをキーボードから入力する事で操作します。基本的な使い方については、w3m を起動した後に``H''を入力して、ヘルプを参照してください。
なお、ヘルプページの記述では、C-xコントロール + xを表します。また、SPCスペースバーRETリターンキーESCエスケープキーです。

w3m のキー操作は、w3m の make 時に決められるキー操作と個人用に定義するキー操作があります。また、make 時に決められるキー操作には、“w3m オリジナルのキー操作”と“Lynx 風のキー操作”があります。ヘルプで表示する内容は、“w3m オリジナル”、“Lynx 風”のいずれかです。

また、マウス機能を ON にして w3m を make してあれば、マウスを使って w3m を操作することができます。マウスが使えるのは、xterm/kterm/rxvt を使用している場合、または GPM が動いている環境を使っている場合です。
マウスの詳しい操作については『マウス操作』をご覧ください。


ヘルプの参照

w3m のmake時に指定したキー操作によって、ヘルプファイルが異なります。


w3m オリジナルのキー操作

ページ/カーソル移動
SPC,C-v 次ページ
b,ESC v 前ページ
l,C-f カーソルを右へ移動
h,C-b カーソルを左へ移動
j,C-n カーソルを下へ移動
k,C-p カーソルを上へ移動
J一行上にスクロール(進む)
K一行下にスクロール(戻る)
w次の単語に移動
W前の単語に移動
> 右に一画面分シフト
< 左に一画面分シフト
. 右に一文字分シフト
, 左に一文字分シフト
g ページの先頭行に移動
G ページの最終行に移動
ESC g 指定行に移動
TAB 次のハイパーリンクに移動
C-u, ESC TAB 前のハイパーリンクに移動
[ 最初のハイパーリンクに移動
] 最後のハイパーリンクに移動
ハイパーリンク操作
RET カーソル下のリンクへ飛ぶ
a, ESC RET リンク先の文書をファイルに保存
ESC I リンク先の画像をファイルに保存
u リンク先 URL の表示
I インラインイメージの表示
: URLのような文字をアンカーとしてマーク
ESC : Message-ID のような文字をアンカーとしてマーク
c 現ページの URL を表示
= 現ドキュメントの情報を表示
F フレームを表示する
M 現ページを外部ブラウザで表示する(2M,3M で2番目と3番目のブラウザを呼びだす)
ESC M リンク先を外部ブラウザで表示する(2ESC M,3ESC M で2番目と3番目のブラウザを呼びだす)
ファイル/ストリーム操作
U URLを指定
V ファイルを開く
@ シェルを起動し読み込む
# シェルを起動し読み込む
バッファ操作
B 前のバッファに移動
v HTMLソースを表示
s バッファを選択
E バッファのソースを編集
R バッファを再読み込み
S バッファを保存
ESC s HTML ソースを保存
ESC e バッファの表示イメージを編集
ブックマーク操作
ESC b ブックマークを読み込む
ESC a 現ページをブックマークに追加
検索
/,C-s 前方検索
?,C-r 後方検索
n 次を検索
N 前を検索
マーク操作
C-SPC マークの設定/消去
ESC p 前のマークへ移動
ESC n 次のマークへ移動
" 正規表現によるマーク
その他
! シェルの実行
H ヘルプ(このファイルを表示)
o オプション設定
C-k クッキー一覧を表示
C-c 文書の読み込みを中断
C-z サスペンド
q w3m を終了(確認あり)
Q w3m を終了(確認なし)
行編集モード
C-f カーソルを右へ移動
C-b カーソルを左へ移動
C-h 前の文字を削除
C-d カーソル位置の文字を削除
C-k カーソルの後方を全て削除
C-u カーソルの前までを全て削除
C-a 行頭に移動
C-e 行末へ移動
C-p ヒストリから一つ前の文字列を取り出す
C-n ヒストリから次の文字列を取り出す
TAB,SPC ファイル名の補完
RETURN 入力終了

Lynx 風のキー操作

ページ/カーソル移動
SPC,C-v次のページを表示します.
b,ESC v前のページを表示します.
lカーソルを右に移動します.
hカーソルを左に移動します.
jカーソルを下に移動します.
kカーソルを上に移動します.
J画面を1行上にスクロールします.
K画面を1行下にスクロールします.
>画面全体を右にずらします.(表示内容を左にずらす)
<画面全体を左にずらします.(表示内容を右にずらす)
C-a文書のいちばん上の行に移動します.
C-e文書のいちばん下の行に移動します.
G画面下で行番号を入力し,そこで指定した行に移動します. ここで $ を入力すると,最終行に移動します.
TAB, C-n, 下矢印次のリンクに移動します.
ESC TAB, C-p, 上矢印前のリンクに移動します.
ハイパーリンク操作
RET, C-f, 右矢印現在カーソルがあるリンクが指す先の文書を読みこみます.
d, ESC RET現在カーソルがあるリンクが指す先の文書をファイルに保存します.
u現在カーソルがあるリンクが指す先のURLを表示します.
I現在カーソルがあるリンクに対応する画像を表示します.
ESC I現在カーソルがあるリンクが指す画像をファイルに保存します.
:URL 風の文字列をリンクにします.この機能は,HTML でない文書を 読んでいるときにも有効です.
ESC :Message-ID 風の文字列を,news: のリンクにします.この機能は,HTML でない文書を読んでいるときにも有効です.
c現在の文書の URL を表示します.
=現在の文書に関する情報を表示します.
F<FRAMESET> を含む文書を表示しているときに,<FRAME> タグの指す複数の文書を1つの文書に変換して表示します.
M現在見ているページを,外部ブラウザを使って表示します. 2M, 3M で2番目と3番目のブラウザを使います.
ESC M現在のリンク先を,外部ブラウザを使って表示します. 2ESC M, 3ESC M で2番目と3番目のブラウザを使います.
ファイルと URL 関係の操作
g, UURL を指定して開きます.
Vローカルファイルを指定して開きます.
@コマンドを実行し,結果を全部読んでから表示します.
#コマンドを実行し,結果を読みこみながら表示します.
バッファ操作
B, C-b, 左矢印現在見ているバッファを削除し,一つ前のバッファを表示します.
\HTML のソースを表示します.
s, C-hバッファ選択モードに入ります.
E現在見ているバッファがローカルファイルの場合,そのファイルをエディタで編集します.エディタを終了した後,そのファイルを再度読み込みます.
R, C-rバッファを再度読み込みます.
S, pバッファの表示内容をファイルに保存します.
ESC sHTML のソースをファイルに保存します.v でソースを表示して S で保存するのとほぼ同じですが,ESC s で保存したファイルは漢字コードがオリジナルのままであるのに対して,v S で保存すると現在表示に使っている漢字コードに変換されて保存されます.
ESC e現在表示されているバッファを,表示されている形式のままエディタで編集します.
バッファ選択モード
"s" でバッファ選択モードに入ったときのキー操作です.
k,C-p一つ上のバッファを選択します.
j,C-n一つ下のバッファを選択します.
D現在選択しているバッファを削除します.
RET現在選択しているバッファを表示します.
ブックマーク操作
v, ESC bブックマークを読み込みます.
a, ESC a現在見ているページをブックマークに追加します.
検索
/現在のカーソル位置からファイル末尾に向かって正規表現を検索します.
?現在のカーソル位置からファイルの先頭に向かって正規表現を検索します.
n次を検索します.
マーク操作
C-SPCマークを設定/解除します.マークは反転表示されます.
ESC p一つ前のマークに移動します.
ESC n一つ後のマークに移動します.
"正規表現で指定された文字列を全てマークします.
その他
!シェルコマンドを実行します.
H, ?ヘルプファイルを表示します.
oオプション設定パネルを表示します.
C-k クッキー一覧を表示
C-c文書の読み込みを中断します.
C-zサスペンドします.
qw3m を終了します.オプションの設定によって,終了するかどうか確認します.
Q確認せずに w3m を終了します.
行編集モード
画面の最下行で文字列を入力する場合に有効なキー操作です.
C-fカーソルを右に移動します.
C-bカーソルを左に移動します.
C-hカーソルの直前の文字を削除します.
C-dカーソル位置の文字を削除します.
C-kカーソル位置から後を削除します.
C-uカーソル位置から前を削除します.
C-a文字列の先頭に移動します.
C-e文字列の最後に移動します.
SPCファイル名入力時に,ファイル名を補完します.
RETURN入力を終了します.
このペイジの先頭に戻る

トップペイジに戻る